2013/07/12のWiredの記事で面白いものを見つけた。

美術館の彫刻を誰でも3Dプリント可能に

ある美術館で行われた「スキャナソン」というイベントで、Autodeskの「123D Catch」を使って芸術作品を撮影し、その3Dモデルをプリントしようというもの。



ああ、それって面白い...と思いながら頭に引っかかるものがありました。

連想が広がって出てきたのが、Googleの「Art Project」と「Street View」。

Art Projectには美術館のインナー・ストリートビューっていうのがあり、以前Art Projectがらみのページを作った際に、ゴッホ美術館で彫像を眺めたよなあ..と思い出しました。

画像トラッキングして地図やWeb・ストリートビューと連携するAR(拡張現実)



「123D Catch」についてのページを作った際にも「バルセロナの凱旋門(Barcelona Arc de Triomf)」というサンプルがあって、ストリートビューだなあ...と思ったものです。

写真を使って3Dモデルを作ってみる(123D CATCH)



ちなみに、これを3Dプリント用のデータにするとこんな感じ。

空の雲も取り込んでいるので、修正が大変そうです。元の画像をまず修正しておく必要がありますね。



参考までに
このSTL
123D Catchで使っている画像


で、美術作品を3Dプリントしてみようか...と思い立ち、まず思い浮かんだのが「ダビデ像」です。

これも以前作ったページから思い浮かびました。

SATCHで彫刻を眺めてみよう






ダビデの胸像を作ってみましょう。

ダビデの全身像のモデル(Wavefront .obj形式)



Shellは5つあります。



胸像部分のみ必要なので、netfabbでまず不要なシェルを外します。

「Select shells」でシェルを選び、「Remove selected triangls」でカット。
(ちなみに、本物の美術作品に対してこのような行為は絶対やってはいけません!)



再度修復して、1Shellになったところでメタセコイアで読み込んで不要な部分をカットします。

大胆にカットするとエッジが不要なポリゴンだらけになりますが、ここからは丁寧にポリゴンを削除したり、三角メッシュを貼っていったりしながら修復。

三角メッシュの貼り付けは、反時計周りで行います。
(ここではやってませんけど)



終わったらnetfabbで再度修復。

こんな感じ。



参考までにこのSTL






3Dプリンターのデータやプロダクトを共有や販売などが出来るサイトのまとめ(メモ)