SATCHの開発ガイドにある「4.5 キーフレーム初期化の使用」の3Dターゲットの項で、

"3.オブジェクトの3Dモデルを生成し、.obj形式として保存します。"という表現が、 何とも意味不明だったのですが、 ようやく理解できた(と思う)ので、メモしておきます。

今回、トラッキングの対象にしたのは「厚めの本」、直方体のオブジェクトを作りやすいからです。

オブジェクトの3Dモデルを生成する



意味は、Satch Studioではなく、他のモデラーを使って作る....でした。

例によってフリーの3Dモデラーとして、TrimbleのSketchUpを使います。

で、objectファイルへのExporterとして、
この方 のお作りになった  su2objmtl.rb  を使います。

よく分からんぞ、面倒じゃ..という方は コチラから。

ルビー言語を使用するので、開発環境にはルビーをインストールして、パスを通しておいてください。

SketchUpはバージョン7を使用。

現在、SketchUpのトップページからバージョン7はダウンロードできませんので、 こちらから過去版のPro7をダウンロードしてインストールします。

Pro版ですが、ライセンスなんかの問題もなく使えました。

SketchUpをインストール後、インストールフォルダーの中のToolsフォルダーに、su2objmtl.rbとjap2eng.txt(英語版だと不要かも)をコピー。

SketchUpを起動して、RectangleとPush/Pullで簡単な「ボックス」を作ります。

メニュのExportで「3D Model..」を選んで、obj形式で吐き出します。










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SATCHで本をトラッキング

基本的な手順は、 「4.5 キーフレーム初期化の使用」の3Dターゲットの項 に書かれているとおりですが...。

Computer Visionの設定では、スマホで使いたいので....

Mode->Lite
User level -> Advanced

TargetのTypeは、3D Object。

TargetのLoad Modelで上記で作成したボックスのobjectファイルを指定します。

大きさは、Scaleで調整。
マウスの左ボタンで傾き・方向を調整。
マウスの右ボタンで位置を調整。





Freezeをクリックして、ボックスを本にかぶせるように調整します。

調整できたら、KeyframeのCreateをクリック。





Tracking Managerで確認。


本を検出している....もようです(^^)。


因みに、球体でやってみると、こんな感じ。

サッカーボールです。





ボールのSketchUpデータ(for 7)



シリンダーの場合

SketchUpでは、CircleとPush/Pullで作ります。

缶ジュースを検出してみます。

こんな感じ。










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