ミクさんを3Dプリンターで出力してみるで作成していた初音ミクモデルの3Dプリンター用のデータは、予算(2000円)の範囲内ではどう転んでも「実用的」なデータになりそうもない...と気づいたので方針転換します。

まず「細い部分」や「薄い部分」が無い単純な形態のモデルである必要があります。

どうデフォルメしようがポーズを変えようが「衣服を着た初音ミク」である限り「実用的」にはなりません。

つまり出力した瞬間に破綻する運命にある...と。

で、なんかないかと探したところ、これならというモデルを見つけました。

「クマ音ミク」モデルです。

これです

これにはいくつかバージョンがありますが、基本は「クマさん」です。

だもんで、この内のカイトモデルからマフラーを取って、本来の姿に帰ってもらうことにしました。

つまり、「クマ音ミク」をモデルにするのではなく、「クマさん」をモデルにするっちゅうことです。

まずモデルをPMDEditorに読み込みます。



「頂点/材質マスキング」を使って、マフラーを削除。



これが本来の姿。



これをpmdデータとして出力しておきます。

Blenderを起動してこのモデルを読み込みます。

読み込みの詳細はミクさんを3Dプリンターで出力してみるを参照。

こんな状態の場合は、余分なデータを削除。





余分なものがなくなったら、メタセコ用のデータとして保存します(mqoかWavefrontのobj)。



メタセコイアを起動して読み込み、「すべてを選択」して「面をなめらかにする」を実行。

なんでこんなことをするかというと、オリジナルのデータだと面の向きがバラバラでそのままだとnetfabbで修復すると消えてしまうポリゴンが結構多い。
で、面を再構成してみようという感じです。



これをmqoで保存して、再度Blenderで読み込んで、netfabb用のstl形式かWavefrontのobj形式で保存。

netfabb Studio Basicで読んで、サイズをチェックしてください。

サイズに問題がなければOKですが、もしリサイズする必要があるならBlenderでリサイズして保存。

netfabb Studio Basicで読み込んで、Simple repairで修復します。



データは修復されていますが、まだシェルが複数になっています。



これをnetfabbの修復用クラウドサービスに送ってシェルを単一にしてもらいます。

こんな感じ。



こんな感じ。



サイズです。



このデータがどんなことになるのかは、またレポします。




3Dプリンターのデータやプロダクトを共有や販売などが出来るサイトのまとめ(メモ)



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