昨今、Web上に3Dモデルのデータを交換したり売買したりするサイトが増えてきました。

代表的なものにShapewaysがあります。

ここでは自作のモデルの製品やデータを公開して売買したりしてるようです。

日本では、Model-Waveというサイトでデータの売買ができます。

作品数はまだそんなに多くないですが、建築系や車両などのデータが人気のようです。

3Dプリンターのデータやプロダクトを共有や販売などが出来るサイトのまとめ(メモ)

で、基本このサイトのデータは有料なのですが、一部無料のデータが公開されています。

フリーデータダウンロード

データ形式は、max,3ds,dxfの3種類。

こちらのサイトの照明器具のデータを使って、3Dプリンターのデータを作成してみます。






まず、どんなデータなのか、3Dプリンターで出力できるのか調べてみましょう。

SketchUpを使ってみます。

SketchUpでSTL形式のファイルを出力するには別途プラグインが必要です。

このサイトからskp_to_dxf.rbをダウンロード(ルビー言語で書かれているのでRubyもインストール)。

プラグインを<SketchUpのインストールフォルダー>内のPluginsフォルダーを入れて、SketchUpを起動。

メニュ -> ツールの中に、「Export to DXF or STL」があることを確認。

なお、SketchUpでSTL出力する場合は注意が必要です。
デスクトップなどのようにパスにスペースがある場所には出力できません。

上記の照明器具データでSketchUpで読めるのは3ds形式のデータです。

これをインポートし、とりあえずSTL形式で出力しておきます。

因みに単位はMetersにしておきます(どうも元データの寸法はとても大きいようです)。



これをnetfabb Studio Basicで読み込みます。

修復してもshellが2のままです。





多分この貫入部分が原因でシェルが複数になっているようです。

はみ出た部分は、細長いポリゴンの一部なので、ここだけ切り取ることは難しいです。



ではSketchUpに戻ってマニュアルで修正してみます。

まず細長い棒状のパーツを削除して、新しく作り直します。

メニュの「円」で、棒があった位置に円を描き、「プッシュ/プル」メニュで同じ程度の長さに引き出します。



棒状の側面とその両端の面、天井の2つの三角メッシュを選択して、右クリックのメニュから「ポリゴンに変換」を選択。

棒状の側面と底面、天井板が連結したメッシュが生成されます。



これを再度STLで出力し、netfabbに読み込んだ後、修復をかければ1Shellのデータが作成されます。