ここでは、EarthでFlight Path(航空路)を表示するKMLを作ってみます。

今年はサッカーのワールドカップが開催されていますので、日本から地球の裏側の国ブラジルへのフライト・パス(のようなもの)を表示してみます。

こんな感じ。

ブラジルの各スタジアムへのパスです。



日本からはこんな感じ。



また、Earth上で地上付近からこの上空のラインを追跡すれば、日本やブラジルにたどり着けます(相当時間かかりますけど)。

あ!、やってみたら無理でした(^^)。陸上ならなんとかなるんですが、海洋に出ると、海底をはいずりまわることになって上空の線は見えなくなってしまいました。






KML作成用のページです。

Google Maps KMLコード作成 (W杯バージョン)





地図中央の十字位置から、各スタジアム(GL3試合の会場)を結ぶパスのKMLを作成します。

パスは、西回り(大西洋航路)と東回り(太平洋航路)の2種類作成できます。

東周りの場合、パスがスタジアム付近で急に下がった感じになりますが、これは山越え用に進入角度を取っているためです。

通常、航空路線図を作る場合は、TimeSpanタグも用意しますが、今回は必要ないので省いてます。

Placemarkのサンプルです

出発地点から到着地点までを等分し、各セグメントでPlacemarkを作ります。

高度は巡航高度をMAXとして、その前後で徐々に増分(減分)して割り当てます。

<Placemark>
    <TimeSpan>
        <begin>2014-01-01T01:00:00Z</begin>
    </TimeSpan>
    <styleUrl>#mairport_icon0_copy7</styleUrl>
    <LineString>
        <tessellate>1</tessellate>
        <altitudeMode>absolute</altitudeMode>
        <coordinates>
        <経度>,<緯度>,<高度>半角空白<経度>,<緯度>,<高度> </coordinates>
    </LineString>
</Placemark>




TimeSpanの付いたFlightPathサンプル

こんな感じ。

タイムラインに沿って、航跡がアニメーション表示されます。






EarthにKMLでグラフを描く場合などは、こちらを参照

Google earth上で統計データを可視化して見る

TimeSpanを使う場合はこちら

Google Earthでアニメーション表現

ツアーの場合はこちら

Google Earthでツアー用のKMLを作成