ミクさんのお顔を3Dプリンター用のデータにする場合、結構面倒くさい。

シルエットにするにしても、髪とかアクセサリが複雑でデータに落とすのに難儀します。

で、思いあぐねた末に、切り絵の手法が使えないか?と考えたりして...。

単純なシルエットを重ねて元の絵にする....。

本当にできるのか...?...とりあえずやってみましょう。

まずは、シルエットにする前の段階をやってみます。

モデルは初音ミクさん、こういうやつを使ってみます。



PMDEditorを起動して、ミクさんのPMDを読み込んでおきます。



ボーンや座標軸の表示が邪魔なので消しておきます。



メニュの「頂点/材質マスキング」を選びます。



ミクさんの顔の前後にあるものを順番に表示。

一番後ろにあるツゥインテールの髪のみ表示して、これをキャプチャしておきます。



以下同様。



顔はこんな感じ。



顔の前に来る画像。



これらを順番に重ねてみます。



3Dプリンター用のデータにする場合は、シルエットのようなモノクロ2値データが必要です。

お顔の場合はこんな感じ。



SketchUpに読み込んで、面データを作ってみます。

こんな感じ。





他の面をSketchUpで作成し、順次厚みを持たせながら重ねていきます。

最終的にはこういうふうになります。





厚みを調整したり、面取りなんかすれば見栄えがもっとよくなるでしょうし、髪ももっと重ねればいいかもしれません。

参考までに。

SketchUp(7)用データ




あるいは、下のような輪郭線を描いて面を取るやり方もいいかも。

これは、一番下の層から重ねて、隠れる線は消していきます。

で、SketchUpで読んで、今度は一番上の層から面を取っていきます。





こんな感じ。