3Dプリンターのデータを作る場合、通常3DCGアプリを使ったりしますが、これって結構面倒。
面倒というよりそれなりの技能がないとまず無理。
WisteriaHillではSketchUpを使って写真ベースでのモデル作成をやってみたり、MMD(MikuMikuDance)を使った方法をやっていますが、
どれもそこそこの知識が前提になっていました。
昨今3Dスキャナーも価格が手ごろなものが出てきていますがサイズが限定されてしまいます。
もっと簡単な方法...なんかないのか!といういつもの発想で探してみたら...ありました(^^)。
Autodesk社の「123D CATCH」。
123DというのはAutodesk社が提供する3Dモデリングアプリのシリーズものなのですが、その中の写真から3Dを起こすのが「CATCH」です。
どれも無償で、Autodeskのアカウントを持てばダウンロードできます。
「123D CATCH」は対象物の複数の写真をアップロードして、Autodeskのクラウドサービスでモデルを作成するサービスです。
で、早速やってみました。
これが起動画面。
最初はどこから始めていいのか戸惑います。
すでに写真データを持っている人は「Create a New Capture」からですが、
まずは、一番下のメニュ「Create an Empty Project」から初めませう。
サンプルを使ってみます。
Imagesから適当なものを選んでサイトからダウンロード(
①)します。
ダウンロードが終了したらFile(
②)メニュから「Create Capture」を選択。
緑色のチェックアイコンをクリック。
TagやDescriptionなどを記述して「Wait」ボタンをクリック。
データがAutdeskのサーバーに送られ、処理が実行されます。
終了後、結果が表示されます。
このデータを3Dプリンター出力用データに変換します。
「123D CATCH」にはSTL形式の出力機能はありません(ドライバーがあれば、直接プリンターに出力は出来るようですが)。
とりあえずWaveFrontのobj形式でファイルにしてみましょう(これならnetfabbで読めます)。
サンプル
netfabbに読み込みます。
エラーが出ていますが、修復などについては
ここ参照。
修復を実行しても、shellの値がまだ5のまま。
手作業で出来るだけ修正してみます。
無駄なデータが多すぎるので、ぶったぎってやりましょう。
今回はメタセコでポリゴンを修正(削除)します。
このくらいまで減らしてみました。
メタセコ修正データ
メタセコデータをBlenderで読んで、STLにします。
netfabbで読んで修復してみました。1Shellなってます。
STLファイル
このデータの画像サンプルです。
どういう画像を集めればいいか、参考になります。
Wolf Headの画像データ
サンプルにはこういうデータもあります。これなら1回の修復でデータを作成できます。