WindowsにEC-CUBEを構築する



Windows XP(SP3)にEC-CUBEをインストールしてみます。

EC-CUBEは国産のオープンソースECです。
ロックオンというところが提供しているみたい。

EC-CUBEのサイト



XAMPPインストール



EC-CUBEのバージョンが、2.11になって、以下のPHPとの相性は問題なくなっているみたいです。


で、XAMPPでやってみましたが、バージョン1.7.2の場合、見事失敗。

インストールの画面さえ出てきませんでした、で、いろいろ調べた結果、1.7.1ならよさげ。

XAMPP for Windows 1.7.1のダウンロードサイトへ行って、インストール。





xampp-win32-1.7.1-installer.exe というファイルです。

インストールの方法は、XAMPP Liteと同じ。

ちなみに、XAMPPのモジュールの比較

    1.7.1の場合
        Apache/2.2.11 (Win32) DAV/2 mod_ssl/2.2.11 OpenSSL/0.9.8i PHP/5.2.9
        Apache API Version 20051115
        MySQL 5.0.51a

    1.7.2の場合
        Apache/2.2.12 (Win32) DAV/2 mod_ssl/2.2.12 OpenSSL/0.9.8k mod_autoindex_color
        PHP/5.3.0 mod_jk/1.2.28 mod_perl/2.0.4 Perl/v5.10.0
        Apache API Version 20051115
        MySQL 5.1.37

    他のEC-CUBEを採用しているレンタルサーバーの多くが、Version 5.2.xのPHPを使っている
    ので問題はPHPバージョンのような気がします。




PHP修正


EC-CUBEのサイトにあった要件にしたがって、ライブラリを追加。

必須PHPライブラリ(XAMPPインストール時に使用可能になっている)
    pgsql又はmysql
    gd
    freetype2
    mbstring
    zlib


推奨PHPライブラリ(php.iniを開いてコメントアウトを外す必要あり)
(決済モジュール等で使用) JSON(PHP5.2以降でオーナーズストアを使用する場合は必須)
    OpenSSL
    cURL
    hash
    mhash
    mcrypt
    xml


文字コードをUTF-8で動かす場合の設定例

ここでも、php.iniを開いて、

mbstring.language = Japanese
auto_detect_line_endings = on
output_handler = mb_output_handler
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.encoding_translation = on
mbstring.detect_order = auto
mbstring.substitute_character = none
magic_quotes_gpc off

変更後はApacheを再起動。



データベース作成

EC-CUBEは、PostgreSQLとMySQLを選べますが、ここはMySQLで行くことにします。

事前にデータベースを作っておきます。

こんな感じ。

●ユーザの作成権限がある場合のユーザ作成
mysql> grant all privileges on eccube_db.* to eccube_db_user@localhost identified by ' ********';
mysql> flush privileges;
********の部分には自分で決めたパスワードを入れる。
●データベースの作成
mysql> create database eccube_db;


phpMyAdminを使用します。







EC-CUBEをインストール

EC-CUBEのダウンロードサイト

ダウンロードしたファイルを解凍後、ドキュメントルートへコピー

    例:xampp\htdocs/eccube

例にならって、http://localhost/eccube/html/install へアクセス

インストール画面が開きます。後は、言われるままに、入力していけばいいのですが、事前に次のことを決めておいたほうがスムーズにいけます。

○ショップ名

○(できれば専用の)メールアドレス

バージョンが2.11になってインストール画面が変わりました。 入り口は、こんな感じ。





重要なのはこの画面。

店名とメールアドレスは運用に必要ですし、ログインIDとパスワードは管理画面に入る際に必要です。





データベースの設定画面。

データベース名は例です。





データベースを初期化します。

必要なテーブルを作ったり、データを作成します。





インストールが完了したら以下のファイルを削除

xampp\htdocs\eccube\html\index.php

エラーなどが出たらここ参照

先に設定した、IDとパスワードでログイン。





管理画面はこんな感じです。





メニュは左から

基本情報管理

商品管理

顧客管理

受注管理

売上集計

その他は

メルマガ管理・コンテンツ管理・デザイン管理・システム設定、となっています。

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WindowsにZen_Cartを構築する

Zen_Cart

Zen_Cartの動作環境は以下のとおり

•PHP 4.1.x (快適な動作の為にはPHP4.3.x以上であることが望ましい)
•MySQL 3.2.x
•Apache 1.3.x



EC-CUBEと同様に、XAMPPの場合、1.7.2ではインストールに失敗します(たぶん、1.7.3でも同じだと思います)。

1.7.1の場合は、何の問題も無くインストールできました。





テーブルプレフィックスは入れておいたほうがいいです。

レンタルサーバーの場合、データベースが1個などという場合もあります。

他のDBとテーブル名を識別しやすくするという意味でも必要。

データベース名は、任意。ご自宅サーバーの場合などは、zencartでいいと思います。





店舗名は、お好きに。

オーナー名も適当に。

メールアドレスは、テストも含めて、リアルなほうがいいです。

国はJapanでいいですが、ゾーンは適切なものがないので、適当に。

店舗住所は、ご自宅でいいでしょう。

デフォルトの言語は、Japanese。

デフォルトの通貨は、もちろん「円」なので、Japanese Yen。





管理画面はこんな感じ。







一部文字化けがあります。たぶんデータベースの文字コードだと思います。

さて、この環境で、無事運用できるか......チェック。

うーーん、今時のXAMPPでは動かないってことか?というより、どのXAMPPでも無理かな?もともとXAMPP自体、Apach2以降のプロジェクトだし。

ここはひとつ、WAMPPで探してみましょう(WAMPPって、Linux対応がLAMPPと呼ばれていたころのWindows対応のやつのこと)。

だめなら、古いバージョンを探して個別にインストールしてみます。

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