初音ミクさんの基本モデルにアクセサリを付けてpmdファイルにしてみます。
このやり方が正かどうかは不明ですが...。
MMDでアクセサリを付けるのは比較的簡単だったのですがpmdに落とす方法が分からなかったので、PMDEditorを使ってます。
PMDEditor_0139
PMDEditor_0063(SlimDX更新)
アクセサリを付けてみる
エンブレムを付けてみる
メタセコイアでミルククラウンを作ってみる
メタセコイアで透過背景のアクセサリを作ってみる
メタセコイアでSATCH用のアクセサリを作ってみる
モデルとアクセサリはMikuMikuDance_v524に同梱されていたものを使用。
モデル
アクセサリ
アクセサリをそのままで使う場合と、アクセサリを編集(色変更)して使う場合の2つ。
そのままで使う場合
PMDEditorを起動して、Pmx編集のメニュの「ファイル」->「開く」で、モデル(初音ミク.pmd)を読み込みます。
ウィンドウのタイトルがPMD編集に変わります。
「ファイル」->「インポート」->「追加-Xファイル」で、アクセサリ(nekomimi.x)を読み込みます。
追加選択/サイズ調整のウィンドウが開きますが、デフォルトのままでいきます。
PMDViewはこんな感じ。
アクセサリを編集(色変更)して使う場合
PMDEditorを起動してファイルの「開く」で、アクセサリのnekomimi.xを読み込みます。
Pmx編集で材質の変更をしてみます。
これを保存します、拡張子はpmxです。
PMDEditorを再起動して、Pmx編集のメニュの「ファイル」->「開く」で、モデル(初音ミク.pmd)を読み込みます。
次にアクセサリを読み込みますが、ここではxファイルではなくpmxファイルを読むことになります。
「ファイル」->「インポート」->「追加-PMDモデル」で、アクセサリ(nekomimi.pmx)を読み込みます。
追加選択/サイズ調整のウィンドウが開きますが、デフォルトのままでいきます。
読み込んだアクセサリをモデルに追加する
以下の作業は共通です。
読み込んだアクセサリを追加しやすい位置に移動します。
このままだとnekomimiを選択しづらいので、「頂点/材質マスキング」を使います。
メニュの「表示」->「頂点/材質マスキング」を選択。
オプションの材質をクリック。
アクセサリは新規に材質0と1で表示されているのでチェックを入れて、「面描画同期」ボタンをクリック。
アクセサリを選択して編集しやすい位置に移動。
「面描画同期」ボタンを再度クリックしてミクさん表示。
微調整しながらnekomimiを適当な位置にランディング。
このままでは、動かしてもバラバラになるので、アクセサリをボーンと関連付けします。
メニュの「表示」->「ウェイト描画」を選択。
「ウェイト描画」の「開始」ボタンをクリック。
ボーンを選んで、Shiftキーを押しながら丸いアイコンでクリック。赤く変更になります。
次に、左クリックドラッグで頂点を塗っていきます。
終わったら、「開始」ボタンを再度クリックして終了。
で、モデルを保存します。
はじめのほうで、このやり方で良いかどうか不明といったのはこのモデルを使って、物理演算ありでモーションさせると
アクセサリがふらふら動いてしまう。何かが足りないのか??それともこういうものなのか?
ミクさんの胸のところにエンブレムを付けてみる
こんな感じ。
MMDお絵描きツール(MMDPaintTool)
を使ってみました。
これは画像からアクセサリーのxファイルを生成できる便利なツールです。
xファイルを生成するには起動後、設定して画像をドラッグ・ドロップするだけ。
使い方そのもは全然難しくないのですが、SATCHで使うには注意点が1つ。
画像の縦横サイズを2の累乗にしておくこと(32x32とか64x64)。
これをしないと、PCでは気づかないですがスマホやタブレットでモーションさせると画像が再現できません。
で、xファイル生成後は上記と同じ。
メタセコイアでミルククラウンを作ってみる
こんなやつです。
アクセサリを作る場合、Xファイルを生成できるツールを使いますが、たぶん最もポピュラーなツールは、
メタセコイアだと思われるのでこれを使ってみます。
起動画面はこんな感じ。
正式な使い方を学習したことが無いので正しいかどうかは不明ですが、まあやってみます。
まず、クラウンは2つの色を使っているので2つの材質を用意します。
材質パネルを出して、新規->設定で2つの材質を作っておきます(今回は黄色と青)。
今回のクラウンは6つの四角錐を土台の上に並べた形になっています。
土台を用意します。基本図形のシリンダーを使ってみます。
このままでは、ただの土管なので厚みを最小にします。
Scaleを選んで、最小の高さに設定。
シリンダーはデフォルトが八角形なので六角形にするため、Segmentを使います。
で、黄色の材質を選んで、Create。
黄色は見える部分のみにするので、青の材質を選んで、材質ボタンをクリックして内側の面を青に変えておきます。
これは、後工程で面を滑らかにした場合、四角錐に六角形が貫入するので色を合わせておくためです。
次に土台に四角錐を置いていきます。
面の生成を選びます。
土台の辺にあわせて三角形を作って頂点で合わせていきます。
これをひたすら繰り返します(他にもっといい方法があると思うのですが...)。
こんな感じになります。
移動を選んで、四角錐の頂点を外側に開いて形を調整します。
基本形ができたら面をなめらかにします。
土台部分のゆがみを調整します。
メッシュの点を移動させます。
最後にスケールを調整。
拡大・縮小には、拡大ボタンをクリック。
範囲を選んで
クラウン全体を選択。
スケールを設定してOK。
あとは、これをxファイルとして吐き出し、アクセサリとして使います。
以上(こんなんでええのかしら.....)
メタセコイアで透過背景のアクセサリを作ってみる
こんな感じのNo.7のタトゥを作ってみましょう。
ここではUVマッピングではなく、平面マッピングを使ってみます。
まず32x32の「7」の透過画像を準備します。
で、メタセコを起動したら、基本図形の平面を選びます。
サイズは32x32に設定して作成。
次に、範囲を選んで平面を選択した後、回転を選んで平面を立ち上げます。
こうしておかないと、うまくマッピングができないみたい。
材質パネルを選んで、設定で先ほどの画像を読み込みます。
パラメータの設定では、不透明度・拡散光・自己照明・反射の強さ・周囲光の値は1。反射光・反射の強さの値は0です。
この位の値にしないと全体的に暗い調子になります。
で、マッピング方式は「平面」。
再度範囲を選んで平面を選択した後、メニュの選択部処理で、「面に現在の材質を指定」を選択。
その後、マッピングを選んで、「選択面にフィット」をクリック。
最後に、xファイル形式で保存。
PMDEditorを起動してミクさんのpmdを開いた後、インポート->追加-Xファイルで読み込みます。
後は位置調整すれば出来上がり。
メタセコイアでSATCH用のアクセサリを作ってみる
上記の「エンブレムを付けてみる」で使ったMMDお絵描きツール(MMDPaintTool)の代わりにメタセコイアを使ってみます。
SATCHのMMD用コンバータを使う場合は注意が必要です。
例として以下のようなネームを作ってみます。
「Miku3」は「みくさん」と読みます(まあ、たいていの人は知ってると思いますけど)。
この長さだと小さい画像の場合文字がつぶれてしまうので、今回は128x128で画像を作っておきます。
メタセコイアを起動して平面を作ります。
今回は「面の生成」を使います。
128x128の立面を作るので、表・面を選んで、x=-64,y=-64,z=0からスタートして面を構成していきます。
数値を入力して「点の追加」を行います。
次に材質パネルを開いてマッピング用画像の設定をするのですが、その前に画像の保存場所が注意点です。
SATCHを使わなければ、さほど問題にならないのですが、画像の読み込みは絶対パスではなく相対パスで行います。
SATCHのMMD用コンバーターは、Xファイル用の画像の位置を「Xファイルのパス+メタセコで記述されているパス」と認識します。
なので、メタセコで画像読み込み時に絶対パスだとおかしなパスになり、コンバーターのPythonスクリプトがエラーを吐き出します。
画像の置き場所は、<メタセコのインストールパス>直下のTextureフォルダーです。
こんな感じ。
マッピングします。
で、ミクさんの後ろに貼り付けるアクセサリなので、面の向きを180度反転しておきます。
ただPMDEditorで読み込んだとき見づらいとお思いの場合は、PMDEditorで反転させてもいいですが...。
最後にXファイルとして書き出すのですが、ここでも注意点があります。
書き出したXファイルの場所に、画像ファイルもコピーしておいてください。
そうしないとPMDEditorで読み込んでも真っ白になるだけです。
後は位置を微調整してできあがり。
PS
透過画像を使っても大丈夫みたいです(エンブレム)。
ドヤ顔のミクさん、なでしこ仕様(祝!日本代表 W杯ブラジル大会出場決定)
ついでに、もう一丁!
to be continue.